天井は有望な余剰空間です。
日本の住空間は狭小とといわれますが、意外にも天井は比較的大きな空間を確保できます。
天井が散らかることは稀です。
ベッド上での生活を余儀なくされる方や、透析など治療中の方にとって「天井」は自然と視界に入る「変化に乏しい風景」です。
天井を映像余剰空間として利用できたら、娯楽の他に、医療現場ではインフォームドコンセントや遠隔診療のエンドポイントにも利用できます。
天井再開発計画 上を向いて
基本構成はアタッチメントiBed(アイベッド)とプロジェクター、スピーカーです。
スピーカーはオプションです。ゲーム機、テレビチューナーの使用では必要です。
基本構成と外部機器(テレビ、パソコン、スマホなど)を繋いで映像空間にします。
ヘッドボードは上縁が平らなタイプ(左側)はもちろんのこと、センターが盛り上がったタイプ(右側)や、格子状タイプにも使えます。
アタッチメント iBed(アイベッド)
使い方
1)三脚穴を使ってモバイルプロジェクターを本製品に装着。
2)本製品をベッドのヘッドボードにマウント。
3)全体が水平になるようにサポートバーの角度を調整。
4)プロジェクターのチルト角を調整。
5)スピーカーを左右のステージに置く。(オプション)
製品仕様
本体サイズ 幅320mm 奥行120mm 高さ102mm
機材条件
プロジェクター:幅 150mm未満 重さ800g未満
(プロジェクターの制限事項)
*カメラ三脚用ネジ穴があること。
*横幅が150mm未満のプロジェクターであること。
*カメラ三脚用ネジ穴中心から左右どちらかの側面までの距離が75mm未満であること。
*天井投影の対応が可能であること。
*上下逆転投影機能(ほとんどの機種に備わってます。)があること。
※予めプロジェクターの仕様をご確認ください。
スピーカー: 底面積:80mm未満 奥行:90mm未満 重量:800g未満(左右)
(スピーカーの注意事項)
※プロジェクターの音声出力(ほとんどはイヤホン)に対応したスピーカーをご利用ください。
※スピーカーはオプションでの使用です。
上を向いては、学ぶ・話す・くつろぐ・遊ぶの要素をコンセプトとして、退屈な無機質の天井と共に時間を過ごしている方々のベッドライフ向上をめざします。
yahoo等のネットニュースの記事、朝日。毎日、読売等の新聞各社の記事が読めます。
有料版のkindlなどは書籍、雑誌が読み放題です。
skype、zoom、Googlemeetなどビデオ通話ツールとwebカメラを天井に取付ければ、遠くの家族や知人と会話が楽しめます。
テレビ、ビデオ鑑賞、youtube等の動画サイト
テレビチューナーに繋げばテレビを視聴できます。
デバイスを繋ぐかプロジェクターに動画アプリ内蔵であれば、アクアリウム、プラネタリウム、森林など癒しがテーマの動画を視聴できます。
primevideo、netflixなどの有料サイトを購読すれば、映画、テレビ番組、独自制作番組などを楽しめます。
プレイステーション、ニンテンドースイッチなどのゲ^ーム機を繋げば、天井空間でこれまで以上のエキサイティングな没入感が楽しめます。
なお、プロジェクターの音量が出ませんので、スピーカーが必要です。
小児がんや難病で長期入院の子どもにとっては、辛い治療時間のたびに、不安と恐怖を強いられて治療の終わりがありません。仮に半ば強制的な治療時間を楽しい気分になれば・・・例えば処置室の天井に映像表示があれば、映像を見ることに没頭して、辛い治療のことはすっかり忘れるのでは・・・
たとえば、外出困難な事情で諦めている夏の風物詩の花火大会をベッドから楽しめたら・・・
ネットでの花火大会のLIVE中継があれば、天井からの花火の映像は
まるで会場で見上げているような臨場感を体感ができます。
骨折など絶対安静で天井だけをぼおっと眺めて過ごす日々は、外科的には完治に近づくでしょうが、精神的には我慢を強いられることによって、疲弊します。上を向いてがあれば、たとえ些細な変化の動きを眺めるだけでも、入院中を気分よく過ごして終えられます。
1回3~4時間の治療で週3回をベッド上で過ごすんです。(事実上の時間拘束です。)
拘束時間を有効活用で、快適に治療時間を過ごせたら・・・「上を向いて」がお手伝いをいたします。
臥床を強いられていることで、視覚情報が変化に乏しくなり、従前の日常との乖離が認知症の発症、悪化の要因となりうる。
例えば、孫などの家族写真やビデオ、好きなドラマ、歌手などを見ることで上述の乏しかった視聴情報を補填しうる。
海外など遠隔地の親族や知人とのコミュニケーションツールとして(Zoomなど)
医療情報の「窓」として、貢献します。
一般医療においては、医療情報の「窓」として貢献します。
医師をはじめとする医療従事者による、病状説明(血液検査、画像検査)、
治療方針あるいは手術についての説明などを視覚的に補助することで、
より上質なインフォームドコンセント提供のインフラとなります。
天井再開発計画「上を向いて」プロジェクトのストーリーです。
「上を向いて」プロジェクトは、天井への映像表示が特別な風景ではなく、日本社会において日常の風景として定着している未来の日常風景を創出することをコンセプトにスタートしました。